おでん文庫の本棚

大人もこどももみんなで味わう児童文学をご紹介

草むら探検/おでん文庫の5月の本棚テーマに向けて

 こんにちは!本日は快晴だったので、近所の草むらを探検してきました。自分より背の高い草がぼうぼうに茂って行く手を阻んでいました。『天空の城ラピュタ』のムスカ大佐が草をかき分けるシーンを思い出します…。誰かが踏み歩いた道をたよりに歩いているときは、自分が小人になったような気分でした。

 

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 縦長写真が見づらかったらすみません!草むらの足元に茂るクローバーは、暗がりに転々とした光が当たって幻想的でした。ちょうちょはよく動くので、上げている写真は運よくフレームに収まったものです。

 

 今月おでん文庫に置く予定の本が森や原っぱ・川など自然に囲まれた環境にあるというのもあって、本の世界観と重ねる際に今回のような整備されていない無尽蔵な草むらが丁度良かったです。

 

 ハチのブンブンいう羽音や、ちょうちょがふわふわと飛んでいる光景、草に上から覆いかぶさりそれをかき分けるという体験をしている中で、冒頭で書いたように、何かの映像や本などを思い出したりするのも面白いですよね。作品と現実が繋がったと感じます。

 

 言ってしまうと『あつまれ!どうぶつの森』も歩きながら頭をよぎりました。よく出来ているゲームだ…。映像など目から入る情報に比べると、本の文章から得る情報は想像力を必要とします。数学の問題を解くとき、答えが分からないためにいろんな回答を導き出そうと考えるのと似ています。例えばホットケーキは、小麦粉・牛乳・砂糖・卵を混ぜて焼いたケーキですが、子どもの頃は答えを知らないで名前を目にしたとき、それでも想像で味わっているところがあった気がします。次回紹介する本は、挿絵がぐりとぐらのやまわき ゆりこさん。挿絵が素晴らしいのは、絵の役割が説明ではなく、わくわくする気持ちを引き出す雰囲気を持っているところだと思っています。

 

 5月の緑が濃ゆい季節にぴったりの本を後日紹介するので、ぜひ楽しみにしていてください。それでは短いですが、また次回もよろしくお願いします!