おでん文庫の本棚

大人もこどももみんなで味わう児童文学をご紹介

【おでん文庫】2024年書き始め

 こんにちは!そして、あけましておめでとうございます。今年は年始から震災のニュースに、いろいろな思いが巡ります。被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。みなさまに心を寄せて、一日もはやい復興そして日常が戻ってくることを祈ります。

 

 

 この辰の絵は、昨年の終わりにかけて「地続き」という言葉がずっと頭にあり、年の節目ではありますが、2023年の嬉しいことも、悲しいことも、弧を描いて、ゆっくりと思い返す時間をとりながら、2024年の間も天に上り続けていく、そんなイメージで描きました。悲しいことも抱え続けて少しずつ癒していこう、後悔する前に行動しようと、そんなことを心に決めようとしていました。

 

 2024年が終わる頃にはものごとが良い方へ向かっているように、自分のできることを行動していきたいと思います。おでん文庫の活動も、この一年を更に積み重ねていくことを最低目標として、読書を楽しく深めていくことを推していきたいと思います。

 

 今年のおでん文庫の本棚の展開は、昨年とやり方を変えてみます。

 

 2024年の大きなテーマは【広がる読書】です。

 

 昨年は毎月1テーマを決めてそのたびに本棚の本を入れ替えていたのを、今年は3回(1~4月・5~8月・9~12月)に区切り、本棚の本を入れ替えるかたちを予定しています。

 

 方法を変える理由はいくつかあります。ひとつは、児童文学を大人にも読んでもらいたい、そのために、1冊の児童書にどれだけの深さと広がりがあるのか、そうした可能性を示せるように、児童書に加えて自分自身が本への理解を深めるために読んだ本たちを置く予定です。

 

 テーマで本を絞ると、どうしても児童書=子どもの本、というところで大人の方たちが手に取って読みたいと思う機会が少ないのではないかと思い、今年は児童書に加えて関連書籍も置くことで、ひとつの本から次の本が登場し、そうして本棚が1つ埋まるほどの本がある、というのを表したいと思います。

 

 そもそも、大人に読んでもらいたいというのは、自分自身が読書を通して生き方に変化を感じたことが大きいです。大人になってから児童文学に触れたことで、それまでやさぐれて中途半端でやりきれない生き方が少しばかりしゃんとして、目標を持つようになりました。子どもの頃にこの本と出会っていたら…と思うことが多いのですが、大人だからこそ気が付けることもきっとあるはずで、読書の中で自分が感じたことや興味が湧いたことを深堀していくと、自分のことを知ることに繋がると思っています。

 

 次の理由は、自分自身が一度読んだ本をもう一度読み直して新たな発見があるのかを知りたい、という理由です。昨年の1か月サイクルで出来る限りの関連本を読んだつもりでも、次に移った時にはもう記憶の遠くに置き忘れてしまっているので、もう一度、理解を深める意味で読み返し、新しい発見があったらいいなと思います。ということでそうなのです、本棚に昨年登場した本が再登場して横展開が広がる想定です。

 

 もうひとつは、毎月本棚の中身を入れ替えるのは早すぎる、という点です。季節によっては、外出がはばかられる(私の場合は花粉症の時期がつらいです…)こともあり、紹介する本が手に取ってもらう機会を増やすためには長い期間を用意することの方がよいのではと思い至りました。

 

 昨年やってきたことが習慣化してきたところで、今年は違うやり方をとるのが正直ドキドキですが、よい改善になると信じてチャレンジしてみます。

 

 ブログについては、本棚に置く本を全て紹介するかはまだ考え中ですが、読書について考えていることを今年は記事として織り交ぜていきたいと思っています。頑張ります!

 

 ではでは1~4月の本棚の中身については、また追ってご報告します。本年もお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。

 

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