おでん文庫の本棚

大人もこどももみんなで味わう児童文学をご紹介

自己紹介&ブログについて

はじめまして。ゆいと申します。

このブログを見つけてくださり、ありがとうございます!

 

ここでは、絵本・児童文学の世界にどっぷりはまった自分が、人と分かち合いたい!と思った本をご紹介します。

 

でもまずはその前に、この記事では、なぜ児童文学を取り上げるのか、このブログではどんな本を紹介していくのか、説明をしていきたいと思います。

 

はやく本を読みたい!という方は、この記事を飛ばして、ぜひ本の紹介記事をご覧ください。

 

◾️なぜ児童文学なのか

 

子どもの頃は、本を開くとたちまち物語の扉を開いて、世界を旅をしていました。

 

自分の中で、一番覚えているのは「エルマーと16ぴきのりゅう」です。勉強ではあまり使わない学習机に座って、読みふけっていました。

 

それは、心が満ち足りて胸がいっぱいになる様な、今思い返してもまばゆい思い出です。

 

しかし、この時の高揚感は、大きくなるにつれて、不思議と、そして自然に、物質的なものに置き換わっていることに気が付きました。

 

社会人になると、生活するためにお金が必要で、そして生きるための技術を学ぶことが必要。

そのふたつが満たされると、生活が豊かになり、心が満たされると思う様になっていました。

 

なのに、30代に差し掛かっても、20代の時に感じた、自分の中身がスカスカで、漠然とした不安を抱え、どうしたらよいか途方に暮れる気持ちが消えないことに気が付きました。

 

そこからは、自分と向き合うことに時間を費やしました。

 

興味を持ったことをひとまずやってみる、そして、心から感動したり好きだと思ったものは何だろうかと、子ども時代まで振り返り、そしてその時に手に取ったのが児童文学でした。

 

大人になってから子ども向けの本を読むことにいささかの不安はありました。

当時を懐かしむ気持ちになる程度で終わったたらどうしよう。

 

実際は、それは不要な心配で終わりました。

物語の扉は大人にも開かれ、楽しい旅へと導かれたのです。

 

困難へ立ち向かう主人公に心を奮い立たされたり。

日本や世界の昔話から、国民性を知ることで自分の基盤を見つけたり。

大人になっても心に響く、大事な考え方を授けられたり。

 

たくさんある本の数だけ、大人の作者が子どものために、未来のために書いた本。

 

それは、大人になった人たちにとっても、昔に置いてきたものを再発見したり、心が躍る高揚感を取り戻したりすることがあるのではないかと思いました。

 

そうしたら、もっとたくさんの大人に児童文学の世界を知ってほしいという思いに駆られ、それがこのブログを始めるきっかけとなりました。

 

そして、子ども向けの本を子どもが読むのはもちろんなのですが、私は、出来るなら大人が本と出会い、そして好きになった本を子どもに勧めてほしい、一緒に読んでほしいと思っています。

 

人から人へ物語が語り継がれ、それが架け橋となって、未来へ繋がっていく、このブログがそのきっかけとなれたら嬉しいです。

 

■どんな本を紹介していくのか

 

大人になって読んでも、心に響くと思った本を紹介していきます。

 

それは、幼児向けの絵本で、言葉が少なく、絵もすっきりとして一見、これがなんだろうと思うことがあるかもしれません。

 

それでも、ゆっくりと言葉をなぞり、絵の余白のリズムを読み、最後のページを迎えた時、心に何かが芽生える感覚が起こります。そういった発見が、新鮮に映ることがあります。

 

また、個人的な気持ちでは、今では買うことが出来ない図書館で借りるしかない様な本は、紹介していきたいと考えています。

 

それは、古くても良いものが世の中から消えて行ってしまう前に、少しでも多くの人に知ってほしいとの思いです。

 

なので、このブログでは本の購入を進めるものではなく、誰かにも読んでほしいと思った本、というのをひたすらに紹介していきます。

 

 

ここまで長い文章をお読みくださり、ありがとうございます!

これから本の紹介を始めていきます。本との良い出会いがありますように。