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【雑記】宮沢賢治の物語を読む前準備

 こんにちは!先日読んだハックルベリー・フィンの冒険からまだ離れがたく、ミシシッピ川に関する本をちょっと読み始めました。川の規模は大きく異なりますが、近所の浅瀬の川をなぞって何駅分かを歩いてみたときにちょっとした距離でも風景の移ろいを味わうことができたので、いつかもっと長距離で川沿いを歩いてみたいものです。

 

 さて、ここ数か月、日本の児童文学の歩み・そして児童文学のあるべき姿を知ることができる『子どもと文学 増補新版』を道しるべに、歴代の児童文学作家たちの著書を順々に読み進めていて、宮沢賢治の番まできました。

 

子どもと文学 増補新版 -石井桃子/いぬいとみこ/鈴木晋一/瀬田貞二/松居直/渡辺茂男 著|中公文庫|中央公論新社

 

 宮沢賢治の父親が、本人を知るなら信仰していた宗教を知るのがよいと話していたそうで、それならまずは仏教を知ってみるところから。仏教をよく知らない自分でも全体像を掴むことができそうな本を読むことにしました。

 

【雑記】仏教を知るために頼りになる本と出会う - おでん文庫の本棚

 

 この本を読んだおかげで、その後に読む本で仏教の用語が出てきても、なんだか聞き覚えがあるぞと、ちんぷんかんぷんにならずに済んでいます。

 

 そうした初心者向けの本を経て、今は一歩踏み込んで宮沢賢治が信仰していた日蓮宗について、それと宮沢賢治の人となりを知るために、こちらの本を手に取りました。

 

 丹治 昭義 著 『宗教詩人宮沢賢治 : 大乗仏教にもとづく世界観 』

 大平 宏龍 著 『心が温かくなる日蓮の言葉』

心が温かくなる日蓮の言葉 | 大平宏龍著 | 書籍 | PHP研究所

 畑山 博 著 『教師 宮沢賢治のしごと』

教師 宮沢賢治のしごと | 書籍 | 小学館

 

 これらの本を読んでいると、内容をよく理解するのに、日蓮がいた鎌倉時代の情勢や、他の宗派に関する本も押さえておいた方がよさそうですが、ひとまずは、本題となる宮沢賢治に一歩近づきました。

 

 まずは『教師 宮沢賢治のしごと』を読み終えて、宮沢賢治の生きている姿を思い描けるようになってきました。宮沢賢治が故郷である岩手県・花巻の農学校で教員を務めた5年間にあったできごとを、当時の教え子からの話によって振り返ります。

 

 現在の学校教育の在り方に疑問を持っている方にとっては、宮沢賢治のような先生は稀有な教育者として、ひとつの道を示してくれるように思いました。模範、という言葉からは正しい答えがテンプレ的に用意されているイメージが浮かびますが、宮沢賢治のやり方は、模範的な答えを持つ人を育てることではなくて、ものごとを自分で受け止めて考える力をつけるやり方を示していたように感じました。自分が子どもだったら俄然宮沢先生から学びたいですね。

 

 著者がちょっとした一文の中で人間教育という言葉を使っていたのがまさしくと思えました。それは学校の授業以外の部分で、上に書いた真面目な面以外の面白かったりチャーミングな姿も見過ごせません。きっと本を読んだらさらに宮沢賢治に惹かれると思います。

 

 そしてまたちょっとした話で、農業をするのに雷にも役割があることを知り、その科学的な話にぐんと興味が振れました。科学は苦手ですが、せっかくなら科学の本もと、ちょっとかじってみようと思います。科学と言えば、かこさとしの本が頼りになるのではないかと思い、かこさとしの本をいくつか読む予定です。

 

 ではでは次回もどうぞよろしくお願いします。

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