おでん文庫の本棚

大人もこどももみんなで味わう児童文学をご紹介

目を開かせてくれる本との出会い

 こんにちは!読みたい本、詰んで、詰んで、詰んで、詰んでます。あとは読むだけです。

 

 ここしばらく、宮沢賢治を知るために、彼が信仰していた仏教や、化学の分野の本を読んでいます。

 

 化学の分野からは、地球の成り立ち、土の力、水素の働きと、知りたいことがじわじわと広がっています。宮沢賢治というひとりの人を知るために、いろんなことに興味がわくことを今は素直に楽しんで、追いかけています。

 

 しかし、以前は、知ることに対して少し不安がありました。知ってしまったら、知らなかった頃には戻れないみたいなこと、ありませんか。知らなかった方が呑気でいられたというか。大人の女性の一日の摂取カロリーの目安を知ってから、コンビニにある食品やお菓子のカロリー表示を見て震え上がるというような経験が。目を瞑って、見なかったことにしたくなる…事実をうやむやとぼかして、自分を納得させたくなります。

 

 本当にありたい姿というのは、摂取目安通りで食事をする理想の状態で、その反対側には目を瞑って知らなかったことにする現実があり、このふたつ間での自分はどちら側にいるかというと、目を瞑る寄りです。そういう側の人間からすると、宮沢賢治は、理想を徹底して追及しようとする姿が、尋常じゃなく、なにかの一線を越えているように感じさせます。

 

 そうした超人との出会いで、自分の目を瞑って過ごしている現実から、ハッと目覚めさせられています。

 

 本を読んで出会う超人たちの、目を開けて現実を生きる姿をみて、私も、少し目を開ける勇気を持とうと、ちいさく頷き、確認しながら、一日一日を踏みしめているような、そんな心持ちです。

 

 そんな中で、私にとっての超人がもうひとり現れました。宮沢賢治からの仏教の勉強で出会った、梅原猛です。

 

 最初に出会った本が、日本仏教を牽引・開祖をした人物、聖徳太子空海宮沢賢治と幅広く網羅し紹介している梅原猛、日本仏教をゆく』でした。そこから、梅原猛の仏教の授業 法然親鸞・一遍』『横川の光 比叡山物語』(この本はまだ読み途中)を読んでいくうちに、じわじわと沼りはじめています。

 

↓書籍リンク

朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:梅原猛、日本仏教をゆく

梅原猛の仏教の授業 法然・親鸞・一遍 | 梅原猛著 | 書籍 | PHP研究所

「横川の光 比叡山物語」梅原猛 [ノンフィクション] - KADOKAWA

 

 『横川の光 比叡山物語』で梅原猛の人柄を知ったのが影響として大きいのですが、「共生(ともいき)」の考え方、西洋哲学を学んだのちに仏教へと移行したという経緯に、自分の中の受け入れる器みたいなものが、それらを受け止めようとしているのを感じたのです。

 

 それに『梅原猛の仏教の授業 法然親鸞・一遍』を読んで、日本人という立ち位置に自分を置くことで、初めて、西洋哲学を読めるような気がしました。これまでは、西洋哲学に触れても、掴みどころが無いというか、情報として見ていただけで漠然としていたので、自分の立ち位置が決まるって大事なことだったのかと、このとき思いました。日本人ですが、身体の中に埋め込まれた古い記憶、感性といったところは、真面目に向き合ってこなかったので、日本人を根っこから探ってみようかなと思い始めました。

 

 ほんとに、読みたいものがあっちゃこっちゃ広がっていますよね。今は雑然としていますが、いつか自分の全体像が、一本の太くて大きな木になるようにと願いつつ。ではまた次回もよろしくお願いします。

 

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