こんにちは!本日は今年最後のブログ投稿となります。おでん文庫の9~12月の本棚テーマ”誰かの物語”も、南と華堂さんの年内営業日をもって終幕です。
昨年の2月から活動が始まった、小さい声で淡々とどこかに向かって話しかけているおでん文庫ですが、棚の本を実際に手に取ってくださったり、ブログを気にかけてくださったり、おでん文庫の名前を見ておでんを食べたくなったりと、関わってくださる人がいるということが、細々ながら今もこうしておでん文庫を続けるちからになっています。本当にありがとうございます。
来年は棚を借りている南と華堂さんの1~3月の休業に伴い、リアル本棚も一旦はお休みとなるので、しばらくはブログの更新のみの活動となる予定です。良い方に考えると、棚の本に縛られることが無くなる分、読む本の幅が広がるように思っています。例えば、福音館の古典童話シリーズ、みなさんは読んだことがありますか。
英語を勉強するならまずはアルファベットを読み書きするところから、といった風に、まずは骨太な、長年人々に愛され語り継がれてきた物語を読みたいです。今年も何冊かは読めたのですが、それでも棚の本関連だったり、興味が湧いた本をのべつまくなしに読んでいたがために、優先順位を上げて読むことができなかったので、来年は集中して読み進めたいと思っています。直近で読もうと思っているのが、『ピーター・パンとウェンディ』。大人になってから読んだ児童書のひとつで、当時は夢中になっていたのに、時間が経つにつれて記憶の方が、すっかり本の内容からアニメにとって変わられてしまったので、読み直しです。
子ども時代はディズニーのアニメを見て育ったので(もっというと本よりテレビっ子)だったので、上にリンクを貼っている福音館の公式サイトで『バンビ』の名前をみても、まずアニメの印象が浮かんできます。『若草物語』も、ウィノナ・ライダーが主演の映画を見るのが本よりも先で、しかも映画を好きになりDVDを買うほどでした。
そうなると、大体内容を知っている分、原作を読むよりも、まだ内容を知らない本に手を出していくことの方が自然な流れでした。最初に映像で好きになったものが、原作を読んだらどんな気持ちになるのだろうかとドキドキしていたのもありますが、本当にこれは早合点といいますか、余計な心配だったことを本を読んで気づかされます。そうして今年読んでよかったなと思ったのが、ミス・ビアンカ シリーズです。
勇気、友情、愛など、言葉は知っていても、それが実際はどういうことなのかを理解するのはそう簡単ではないと思うのですが、この本では登場人物たちがそれらの意味を教えてくれます。あたたかい血の通った登場人物たちが大好きになります。まだ3巻までしか読んでいないので大げさなことは言えませんが、今の時点では、もし小学生におすすめしたい本を聞かれたら、この本を答えます。
そして、今年最後に存在を知り注目しているのが絵本の挿絵画家ユーリ・ワスネツォフさん。先ほど図書館で絵本をいくつか借りてきたのですが、絵に見ごたえがあります。こんなにファンシーでいながら存在感のある絵をどうしたら描けるのか、ずっと眺めていられる力強い絵です。
さてさて、このままだとゆるゆると書き続けてしまいそうなのでこのあたりで。次回もどうぞよろしくお願いします。みなさまよいお年を!
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