
こんにちは!今週は急に寒くなりましたね。夏の終わりからの涼しさが心地よかったので、あともう少しそのままでいたいなんて思ってしまいます。
さてさて、前回のブログ記事で、福音館古典童話シリーズのジュール・ベルヌ 作『神秘の島(上)』を読み始めた話をしました。ジュール・ベルヌの作品を読むのは今回が2作目で、初めて読んだ作品『海底二万海里』では、科学・地理・物理的な要素を具体的で現実感のある描写をしていたことに度肝を抜かれたのですが、今回の作品でも、やはり冒頭からの詳細な現場描写に痺れました。
『海底二万海里』を読んだ時点では、潜水艦の機能、場所情報などが具体的に示されていても、知識ナイ、ヨクワカラナイ…なので、物語の面白さにひっぱってもらいながら読み終えました。
それから1年ちょっと、本を読む経験値も多少は増え、私の科学への抵抗が少しばかり下がったこともあり、今回読んでいる『神秘の島(上)』については、物語の冒頭に(表紙にも)登場する気球について、ちょっと調べてみようかと、気球に関連した本をいくつか手に取りました。
アラン・ホーナー 作 中尾 明 訳
『気球探検二万メートル (少年少女世界の大探検 10)』
西村 純 著『気球をとばす (岩波科学の本14)』
マーク・D. ユーリン 著 竹内 敬人 監修 原田 佐和子 訳
『化学の物語 2 水素の物語』
アラン・ホーナーの本については伝記物語で、胸アツでした。実在したスイス生まれの物理・気象学者であるピカール教授が主人公で、1931年、人類で初めて、気球を使って成層圏に到達した物語が描かれています。そこには、教授が幼少期にジュール・ベルヌの本を読んでいたという記述もあり、ジュール・ベルヌの影響力がちょっと垣間見えました。
しかしですね、人間が気球で成層圏に行ったと聞いてみなさんは信じられますか。私の知っている気球はかごに人が乗りふわふわと空の遊覧を楽しむようなもので、富士山やエベレストの標高を越えた上空に行くとは、思っていませんでした…。『気球をとばす (岩波科学の本14)』で、気球で今も宇宙の研究をしていると記述があり、そうなのかと…。知らなかった世界に足を踏み入れた感があります。宇宙を観測する気球について調べてみたら、JAXA宇宙科学研究所のHPに情報が出ていたので、リンクを貼りますね。
気球の仕組みを知るために読んだ『気球探検二万メートル (少年少女世界の大探検 10)』でしたが、思いがけず成層圏への冒険を楽しんでしまい、冒険中の命がけのハプニングでは緊張感が高まりました。実際に合った話で、一歩間違えば命が無かったかもしれない状況だからこその緊張感です。それでも、危険を冒してまで未知の世界に突き動かされている人の熱量が、読者にもビシビシと伝わってきます。
しかし、この本を今の状態でも十分に楽しんでいるのですが、化学が知識があったら、もっと状況を理解できて面白く読めるのではないかと思うシーンもいくつかありました(知識が無くても読んで状況が理解できるようになっているので心配はありません)。
肌の保湿に使うワセリン、そんなところで活躍するのかと驚き、気圧を下げる方法も、どうして霜ができたのかも、理屈がワカラナイ…。分からないことはメモしておいて、どこかのタイミングで理由を調べたいです。
『気球をとばす (岩波科学の本14)』は、まだ読みかけなのですがもう面白く、シリーズ全部読んでみたいです。今、水に入れた物質の密度を計る方法(アルキメデスの原理)について読んでいて、学校の授業を受けている時のようなプレッシャー無しに読む気楽さも相まって面白がって読んでいます。著者の説明が初心者に親切で分かりやすく、読み進めやすいです。学生の頃、こういう面白い本から読んでいけたら、勉強も違っていただろうか…。
『化学の物語 2 水素の物語』は、水素が何かということから、気球や宇宙船など、水素のさまざまな活用方法について紹介をされているようで、今はまだ触り程度読んだだけになりますが、こちらもも本が薄いので初心者にとって読むハードルが低く、ありがたいです。
学ぶことについて、宮沢賢治の教師時代を生徒側から紐解く、畑山 博 著『教師 宮沢賢治のしごと』を読んでからは、知識をつけることより、まず心が動くことが大事だと思うようになり、それでいうと今読んでいる本は、勉強する本というよりも、読みものとしての面白さを感じています。数学や物理などは苦手な分野ですが、本の力を借りてちょっと頑張ってみます。
それでは次回もどうぞよろしくお願いします。
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