こんにちは!嬉しい話。友人の子どもに贈った絵本を、子どもが毎日読んでいるそうです。話を聞いて心がほかほかです。ありがたやです。
さてさて今年最後のおでん文庫の本棚入れ替えの時期がやってまいりました。
9~12月の本棚テーマは【誰かの物語】です。
どうして人は誰かの物語を読むのだろう、と考えてもそう簡単に明解な答えを出せるものではなさそうですが、そもそもに立ち戻り、なぜ物語は書かれるのか、を考えてみましょう。そこには作者は描こうとしたなにかがあるはずです。
読者に伝えたいことを作者は自分の分身に託して、そこには真剣勝負のような真面目さと重みが加わります。それを読む側が感じとり、ときには物語に、笑ったり、泣いたり、苦しんだり、さまざまな感情や考えを思い巡らされるに至ります。
物語が読者に渡り、物語から託されるものが、読者の未来に繋がっていく何かを孕んでいる可能性を感じていて、誰かの物語というのは、次は自分かもしれない、そんな希望を込めてテーマを設定しました。
読み終えた後に余韻で心が満たされるような作品を取り揃えましたので、楽しみにしていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
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