こんにちは!昨日は南と華堂さんにお伺いして、おでん文庫の本を入れ替えてきました。
4月のテーマは
”友だち”
です。
偶然この記事を書きながら、ラジオで『トイ・ストーリー』の「君はともだち」が流れてきました。友だち…と聞いて、それを説明するのに思い浮かぶ言葉は何かとずっとぐるぐるしていました。そしてずっと考えていたら、確信を持ってこれが友だち!と言える説明よりも、自分が友達にはこうありたい、という言葉の方が出てきました。
友だちという相手に対して、どうこう説明しようとしたから難しく感じたのかもしれず、それであれば一言で友達を括るよりも、さまざまな友だちのかたちを探ってみたくなり、揃えたのが今回の本たちです。
ちなみに、友だちで思いつく好きな本に柚木 麻子さんの『あまからカルテット』があります。柚木 麻子さんは、女同士の友情の酸いも甘いもひっくるめてこれが女だ!と肯定する包容力があります。姉御と呼んで慕いたい。
【本リスト】 ※4/1現在
『ともだちつれて よろしいですか』
ベアトリス・シェンク・ド・レーニエ 作 ベニ・モントレソール 絵
渡辺 茂男 訳
童話館
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友だちの友だちは友だちの絵本/友だちテーマの本を募集 - おでん文庫の本棚
『クヌギ林のザワザワ荘』
富安 陽子 作 安永 麻紀 絵
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『ハリネズミの願い』
トーン・テレヘン 著 長山 さき 訳 祖敷 大輔 イラストレーション
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『ハートウッドホテル ねずみのモナと秘密のドア』
ケイリー・ジョージ 作 久保 陽子 訳 高橋 和枝 絵
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ハートウッドホテルで働くねずみのモナの物語 - おでん文庫の本棚
『グドーさんのおさんぽびより』
たかどの ほうこ 作 佐々木 マキ 絵
↓本についての記事はこちら
なかよし3人組のちょっと照れくさくて可笑しい日々 - おでん文庫の本棚
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そして今回、本棚に告知物も置いています。(告知物の設置を快諾してくださった南と華堂さんには感謝です!)
Planethandさんという宝箱のような雑貨屋さんで開催している企画展で、私は今回で3回目の参加です。
安房 直子さんの物語から芽吹く作品展
4/1~5/29 期間中の金土日月 11:00~20:00
場所:東京都豊島区長崎4-9-6-201
詳細は下記リンクよりご覧ください。
無料配布している告知物たちです。チラシ3種とたんぽぽコースターです。
安房 直子さんの作品展は年に2回、春と秋で開催しています。いつも20名近い作家さんが参加されていて、絵、刺繍、木工などさまざま表現方法に触れる機会にもなり、とても見応えがあります。お店のSNSアカウントではどんな作品が紹介されているのか見ることが出来ます。
無料配布はチラシの他に、『うさぎのくれたバレエシューズ』の挿絵を担当された南塚 直子さんの版画を使用した”たんぽぽのコースター”があります。無料でいいのかと遠慮されるくらい素敵な出来上がりです。
アコーディオンを奏でる藤野 由佳さんのコンサートは昨秋の回に参加をして、異国に連れていってくれるアコーディオンの音は、”物語”というテーマがぴったりとはまってるように思いました。
物語を描くコンサート
藤野 由佳 アコーディオン & ゲスト 奥貫 史子 ヴァイオリン
4/29(土)15:00オープン 15:30スタート
ご予約/お問い合わせ(担当:安藤):
090-6488-8513 newkareal06@gmail.com
場所:アーマーズピンクドア
東京都豊島区長崎4-9-5 B1階
私の作品は下記になります。『』内は安房直子さんの作品タイトルです。
『鳥にさらわれた娘』 ポップアップカード&大判ポストカード
『銀のくじゃく』 透明なしおり
『べにばらホテルのお客』 ポストカード2種&マグネット
私の安房 直子さんの作品との出会いは、『べにばらホテルのお客』でした。図書館に飾られていた、あやしげな表紙にひきつけられて(児童書棚にあるにしては表紙がダークな色味でそれが余計興味をひきました)、読んでみたら面白くて、そこから少しずつ、たくさんある作品を読み進めています。物語のドラマチックな展開から、ラストのすとんと整理された終わり方といえばよいか、独特の読書体験があります。魅力のある作品に引き込まれた方が私に限らずたくさんいらっしゃって、そんな好きが集まった空間に自分もちょこんと参加させていただけて、嬉しい限りです。
ではでは次回もどうぞよろしくお願いします!